べにばな薬局のブログ

昔ながらの処方 うちの根強い人気商品です!

2025年8月12日

~クロトリマゾールM軟膏~

クロトリマゾールM軟膏は、白癬菌やカンジダ菌などの皮膚真菌症に効果を発揮します。

つまり、みずむし、たむし、ぜにたむしの塗り薬です。

主薬を混ぜ込む軟膏基剤がマクロゴール軟膏なので、皮膚の深部によく浸透します。

そのマクロゴール軟膏から手作りしているというのが当店の自慢です。

マクロゴール軟膏は粉末のマクロゴール4000と液体のマクロゴール400を合わせ、加熱溶解して透明の液状にして作ります。

液体の状態の時に主薬のクロトリマゾールを投入して溶かし、撹拌しながら冷やし固めます。

マクロゴール軟膏の性質として吸水効果があるので、指の間にできるジュクジュクタイプの水虫に効果的です。

現代は様々な成分や剤形(軟膏、クリーム、ゲル、液体、スプレーなど)の市販品がありますが、

当店はこのクロトリマゾールM軟膏は根強い人気です。

早く治すコツは、自己判断せずに患部を見せて相談し、適切な指導を受け根気よく続けること。

*水虫あれこれ

~水虫にも種類がある~

跡間型  

指の間にできる。皮が白くふやけて剥けたり、ジュクジュクする。梅雨から夏にかけて活動。

小水疱型    

小さな水ぶくれがポツポツできて、破れる。夏場に症状が出て、冬は沈静化。

角質増殖型   

慢性化した水虫。角質層が増殖して厚く硬くなる。硬くなった皮膚がひび割れて痛むことも。あまり痒くはなく、季節を問わない。

爪白癬     

白癬菌(水虫菌)が爪の中に感染。爪が白く濁って厚くなる。あまり痒くない。季節を問わない。

*はて?同じ足拭きマットを使って感染しやすい人、しにくい人・・・その差は何?

白癬菌はどこにでもいるプピュラーな菌です。

普通のカビと同じで、高温多湿が大好きです。

健康な皮膚は弱酸性で、カビなどは繁殖しにくいようになっています。

しかし、免疫力が落ちたり、栄養状態が悪いと皮膚の抵抗力がなくなり、感染しやすくなります

血糖値の高い方や肝臓の状態が悪い方も要注意です。

*皮膚の新陳代謝が悪いと水虫治療は長引くって本当?

たばこを吸う方や、冷え性の方は末梢の血液循環が悪いので皮膚の新陳代謝が低下します。

ターンオーバーがスムーズにいかないと古い角質が溜まるため白癬菌が排出するまでに時間がかかってしまいます。

水虫に罹ってしまった方は皮膚の新陳代謝を高めることが早く治すコツです。

*水虫治療の「かきくけこ」

か:乾燥させる

水虫は乾燥が苦手。

入浴後や足を洗った後、清潔な乾いたタオルで水分を

よく拭き取りきちんと乾燥させましょう。

ドライヤーの冷風を当てるのもお勧め。

足拭きマットはこまめに洗い、日光に当てて十分に乾燥させます。

き:きれいに(清潔に)

石鹸で足の指の間までくまなく洗って清潔に。

できれば天然の抗菌作用のある植物成分入りの石鹸がお勧め。

く:くすりで

水虫のタイプによって、薬を使い分ける。

症状がひどく崩れているような場合は、水虫治療の前に皮膚の状態を整えます。

角質層が硬く薬が浸透しにくい場合は角質層を柔らかくしてから。

患部だけでなく広範囲に塗る。

け:継続して

症状があるときは誰でもまめに治療しますが、症状が軽くなるとついサボりがち。

少なくとも1日2回は頑張って続けましょう。

1日1回タイプもありますが、かゆみ止め感覚で使用しないこと。

清潔をこころがける意味でも、1日2回くらいは患部を見ましょう。

痒みが止まっても、水虫菌はなかなかしぶといですよ。

こ:根気よく

水虫治療は薬3割、根気7割と言われるほど。

治ったと思っても、更に最低1ヶ月は続ける。

ココを徹底しないから、潜んでいたものが復活するのです。

皮膚は内臓の鏡です。

つまり、皮膚に現れている水虫症状は「結果」

水虫は皮膚だけの問題ではありません。

「水虫・たむし」その他皮膚症状のご相談はべにばな薬局へ!

それでは最後に水虫の歌をお聴き下さい・・・

松山千春で『水虫くん』https://youtu.be/7zWmMtH0ZOs

まさかこんな歌と出会えるとは!

ただ・・・水虫くんとはそんなに簡単にお別れできません(笑)

継続的な治療をべにばな薬局で(^_-)

文責

べにばな薬局 薬剤師 国際中医師

渡辺喜美江

べにばな薬局

TEL 0955-70-1881

薄い唾液が口中にあふれて

2025年7月14日

土用シリーズⅡ

復習を兼ねてまずはお読みください

~春の土用~https://benibana-kanpou.com/news/2296.html

~夏の土用~

 ここから読み始める方ために簡単に復習をしましょう。

四季の始まり立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を土用と言います。

ちょうど季節の変わり目の時期ですね。

今年2025年は立秋が8月7日なので夏の土用の入りは7月19日、明けは8月6日になります。

陰陽五行説では五臓と季節の関わりを説いています。

すなわち「春は肝」、「夏は心」、「秋は肺」、「冬は腎」

ひとつ残った「脾」と関わりがあるのが土用です。

土用はひとつの季節を乗り越え、次の季節を元気に過ごすために「脾・胃」を労る時期でもあります。

 夏の土用丑の日には養価の高い鰻を食べて暑い夏を乗り切り、元気に秋を迎えようという風習は江戸時代の平賀源内さんの発案という説がありますが、鰻は滋養強壮に良いということは平安時代の頃から言われていたようです。

今年は、土用の丑の日が7月19日と7月31日で2回あります。

梅雨明けが異常に早く、猛暑が長期化しそうな今年の夏。

早い時期から強烈な暑さに曝されて心身共に、すでに『グッタリ(-_-)』という方も見受けられます。

梅雨明け早々からの暑さで、喉ごしの良い冷たく水分の多いものを摂り過ぎていませんか?

胃腸が弱っていると「気・血・津液」も作れません。夏バテの原因にもなります。

そんな胃腸を労りつつ、美味しく土用の鰻を食べて元気に夏を乗り切りたいものです。

鰻は腎・肝・脾の働きを助け、気・血を補う作用があります。

また漢方薬にも使われている山椒の粉を振りかけて食べると、胃を温めて消化を助けるので、夏の土用にはうってつけの食材と言えます。

こんなご相談がありました】

~薄い唾液が口中にあふれそうに出て~

「最近食欲がなく胃がしくしくと痛むこともあり、便も軟便です。昨日薄い唾液が口の中一杯になり、ビックリして相談に来ました。

冷え症なので、職場のエアコンが苦手とおっしゃる30代の女性Aさん。

元々胃腸が弱いので普段は温かいものを好んで飲んでいますが、あまりの暑さについ冷たい飲み物や、のど越しの良い冷たい麺類や野菜サラダなどを食べる機会が増えています。

Aさんは自分自身を温める力が不足している方なので、職場のエアコンでますます体が冷えている状態です。

そこへ冷たいものを摂ると体もお腹も更に冷えてしまう「脾陽虚証」というタイプです。

薄い唾液がジュワーッと口中にあふれるのは、相当胃が冷えている証拠です。

この方には「脾」を温める漢方薬と、取り込んだ冷え(寒邪)を取り除く作用のある漢方薬を飲んでいただきました。

そして普段のお食事に薬味(下の欄参照)を活用すること、平性・温性の食材を意識して摂ること等をお話ししました。

昔と違って現代人はエアコンや冷たい飲み物等でお腹を冷やす機会が多いので、普段胃腸が冷えない方でも注意が必要です。

夏の土用の食養生

*現代は冷やし過ぎ

ほんの30年程前とは桁違いの暑さ。

35℃超えなんてザラ!なので、仕方がないと言えば仕方がないですが・・・

冷蔵庫で冷やした飲み物に氷を入れる、それでも足らずにコップまでキンキンに冷やす等はちょっと行き過ぎではないかと思うのです。

*体の熱冷まし、夏野菜を上手に活用するべし

食べものには陰陽五行説に基づいて、それぞれに体を温めたり冷やしたりする性質があります。

~馴染み深い夏野菜~

寒性:ゴーヤ、スイカ、トマト、ズッキーニ、空心菜、レンコンなど

涼性:キュウリ、なす、セロリ、オクラなど

冷える方には平性、温性がおすすめ

平性:枝豆、トウモロコシ、キャベツ、人参、ピーマン、サツマイモなど

温性:生姜、シソ、かぼちゃ、ネギ、タマネギ、らっきょうなど

*薬味を活用

前出の鰻に添える粉山椒、寿司にわさび、そうめんに生姜・ねぎなど

これらを「薬味」と言います。

薬味とは:

味を引き立たせるだけではなく、毒消しや健康維持のためにも活用されてきました。

薬という字がついているので薬と大いに関係があり、漢方の世界にも食材や生薬を酸味・甘味・辛味・苦味・鹹味の五味に分類しています。

ここでは夏の健康維持に役立ち、手に入れやすい薬味を紹介します。

生姜、ネギ、ニンニク、ミョウガ、シソ、コリアンダー(パクチー)、山椒、花椒など。

冷えに傾きがちな体を立て直し、食欲増進!

発汗させてこもった熱や湿気を取り除く作用もあるので、大いに利用したいものです。

文責

べにばな薬局 薬剤師 国際中医師

渡辺喜美江

べにばな薬局

TEL 0955-70-1881

近頃どうも胃の調子が悪くて・・・

2025年4月15日

土用シリーズⅠ~春の土用~

 

「なんだか胃のあたりが貼って苦しい。

腸もグルグルいってガスが溜まっている

みたい。

食欲もあまりなくて、軟便気味です。

以前こちらで頂いた漢方薬が良かったので。」

と50代女性のご相談です。

お話を伺うと、「ストレスのようなモノは

何もないし、暴飲暴食もしていない。」

と言われますが、コレ!という明確なモノが

なくてもカラダは正直です。

季節の移ろいを敏感に感じ取っているので

しょう。

 日本の四季、春夏秋冬それぞれの季節

の始まりが「立春、立夏、立秋、立冬」

そして、次の季節に入る前の18日間が

「土用」です。

「季節の変わり目」と言われるこの時期は

何かと体調を崩しがちですね。

陰陽五行説では五臓と季節の関わりを

説いています。

(下の図をご覧ください)

「春は肝」 「夏は心」 「秋は肺」 「冬は腎」を労って次の季節に備えます。

あれ?

「脾(消化機能と考える)」と関わる季節は?

そう、ひとつ残ったを労るのが

次の季節への橋渡しをする「土用(黄色い丸)」の時期です。

春に活発になる臓器は「肝」ですが、

実は「肝」はストレスに弱い臓器です。

木の性質に似ているので、伸び伸びとした状態を好みます。

しかし、実生活ではなかなか伸び伸びできませんね。

肝は「氣」の流れを良くする働きもあるので、

伸び伸びできないと氣の流れが滞って様々な場所に氣が溜まり、苦しくなってきます。

これが「張ったような痛み」や「おならなどのガス」となって現れるのです。

我慢強い肝が弱ってくると、

ななめ下にある「脾」に影響します(点線の矢印で表示)。

これを漢方では肝と脾の調和が取れない「肝脾不和」と表現します。

つまり、今回のご相談はストレスによって肝が弱りそこから胃腸に影響したと考えられるのですね!

夏の土用は有名ですが、

土用はそれぞれの四季にあります。

2025年の春の土用は4月17日から

明けは5月4日とされています。

つまり5月5日が「立夏」夏の始まりです。

実生活の季節感と若干ずれはありますが、

立春以降の2・3・4月は、生活の環境も

変わる方が多いのでドキドキ・ワクワクが

身体の変調となって現れやすいです。

「木の芽時」という言葉がありますが

この時期特有のこころや皮膚の

お悩みも増えてきます。

春から夏に向かう春の土用は、

どのようなことに氣をつけたら

良いのでしょう。

新生活の疲れも出て来る頃。

5月病といわれる時期でもあるので、

上手にストレスを発散しましょう。

おすすめのはセリなどの香りの良い食材や酢の物。

お花見や歓送迎会などで疲れた肝臓を

休めつつ、胃腸を守る消化の良い食べものを

取り入れるようにしましょう。

本格的な夏の前に日本には湿度の高い

梅雨がありますが、脾というところは湿気を嫌います。

水分の摂りすぎに注意をして、ウォーキングなどで心地よい汗をかいて

水分代謝を良くすることもお忘れなく♪

Children Party Image Illustration

肝も脾も労りながら、元氣に次の季節に

進みましょう!

文責

べにばな薬局

薬剤師 国際中医師 子宝カウンセラー

渡辺喜美江

べにばな薬局 

TEL 0955-70-1881

恥ずかしくて聴けない・・・~え?これも更年期症状なの?~

2024年4月27日

 

べにばな薬局は女性薬剤師だけのお店だからでしょうか?

女性の込み入ったご相談も多いです。

先日のことです。

長年利用して下さっているお客様が声を潜めて

『最近、下着が擦れて陰部がひりひりするのよ。

下着が当たるだけでもいや。

乾燥している感じ。

おりものも減ってきたし。

これも更年期のせい?

枯れてきたってこと?

こんなこと先生にしか聴けないわ。』とおっしゃいます。

女性には「子孫を産み育てる」という女性特有の機能があります。

それは女性ホルモンの働きによって絶妙に調節されてきました。

 卵巣機能が衰えて女性ホルモンが徐々に減ってくる更年期前半は、自律神経の乱れによる症状(ホットフラッシュや、焦燥感、イライラ、憂うつ感など)が出やすくなります。

やがて卵巣機能が停止して、閉経を迎える更年期後半から老年期になると、女性ホルモンそのものの減少による症状に注意する必要があります。

女性ホルモンの影響を受けるところ(受容体)は体中にありますので、今まで罹りにくかった症状も出やすくなります。

例えば心臓・血管などの循環器系や肝臓での脂質代謝異常、そのほか骨、皮膚、筋肉などにも影響が出てきます。

一般的に更年期前の女性が比較的健康で元気なのは、女性ホルモンに守られているからなのです!

「子孫繁栄に必要な身体だから大切にされている」と言っても過言ではありません。

ご相談の女性の陰部の乾燥感や痒み等は、コラーゲン合成低下による症状であると考えられています。

女性の一生年表、年齢による罹りやすい症状、更年期については 

こちら⇒ 女性の一生年表 – home (jimdofree.com)  

     更年期障害 – home (jimdofree.com)

 漢方の世界では、ひとが生を受けた時から死ぬまでを「腎の盛衰」でみています。

漢方でいう「腎」は西洋医学の「腎臓」の働き以外にもっと大きな働きがあり、成長や老化、生殖、免疫、水分代謝、骨や髪や脳の健康などにも関与していると考えられています。

人間の生命力には母親の胎内にいる時に育まれる先天の精と、誕生後の食べものや生活習慣で培われる後天の精があり、それらは生きていく上で必要なエネルギー「腎精」として「腎」に蓄えられます。

漢方の古い書物によると、子どもの成長や老化による体の変化は腎の盛衰と繋がっていて、女性は7歳ごと男性は8歳ごとに変化が記されています。

女性の身体は、大きく分けると

・初潮を迎え妊娠可能となる思春期  14歳頃~21歳頃

・女性の機能が最高潮になる性成熟期 21歳頃~35歳頃

・生殖機能が衰えて閉経を迎える更年期 42歳頃~49歳頃

・更年期以降の老年期 49歳ころ~

つまり、35歳頃をピークに徐々に腎精が衰え「腎虚」になってきます。

女性ホルモンの減少や骨量の減少のグラフが見事に一致していますね。

更年期後期から老年期になって潤いがなくなってくるのは、腎虚の症状のひとつで陰分(からだを構成するもの)が減ってくるからなのです。

更年期後半、老年期の女性の皆様、思い当たりませんか?

皮膚や粘膜の乾燥だけでなく、毛髪のトラブル、シワやたるみ、身長が低くなる、ドライアイ、足腰の弱りなどなど

女性35歳過ぎた頃からいろいろなものが減っていき、身体に変化がみられます。

更年期以降のステージを活き活きと若々しく過ごすためには、

減る前から補っておく、減ったら補う。」

これが鉄則です。

腎陰虚を補う漢方薬 : 

六味地黄丸、知拍地黄丸、杞菊地黄丸、瓊玉膏など

特に瓊玉膏は不妊・不育でお悩みの方、小さいお子様の成長のために、ご高齢の方の滋養強壮としても安心してお使い頂けるお薬です。

潤い不足の方へのおすすめ食材 :

枸杞の実、松の実、黒ごま、白きくらげ、黒きくらげ、山芋、豚肉、卵、梨、リンゴ、蜂蜜、など

若い人の中には血虚(血の持つ栄養・滋潤作用が不足した状態)の症状の方も多いですが、

血虚がすすみ陰液不足で肌、髪、爪などが乾燥気味になってしまうこともあります。

若いうちからしっかりケアしていくことは、更年期をはつらつと過ごし、歳を重ねるほど若々しい老年期を送るために大切なことなのです。

文責

べにばな薬局

薬剤師 国際中医師 子宝カウンセラー

渡辺喜美江

べにばな薬局 TEL0955-70-1881

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