春です!
自然界では春は芽吹きの季節。
植物たちは伸びやかに成長していきます。春はちょっとしたことで気分がウキウキ!
でも、実は
春は肝が弱りやすい季節でもあるのです。
肝の弱りが原因で、困った症状が出ることも。
当てはまる方いらっしゃいませんか?
「人と話をするときに、痰が絡んだようになって咳払いをしてしまいます。相手に不快な印象を与えているのでは?と心配になります。緊張したり、困ったことが起こると特にひどい気がします。」
「喉に何かが詰まっているような感じがするのですが、飲み込むことも出来ず出すことも出来ません。その詰まったものはいつの間にか消えているのですが、ふとしたときにまた出てきてしまいます。」
「無意識なのですが、頻繁に咳払いをしてしまい『風邪ですか?』と言われてしまいます」
このように喉の違和感を訴えてご相談にいらっしゃることが多いです。
「誤って何か飲み込んだのかな?」「喉に何か出来ているのでは?」と不安になって病院を受診しても、喉に異常は見られない場合がほとんどです。
咽喉頭異常感症という病名がつくこともありますが、漢方では『梅核気』『ヒステリー球』などと言い表します。
これらの症状は『肝』の働きが大きく関係しています。
五行説に照らし合わせると、肝には木の性質があり伸びやかな状態を好みます。
『肝』の働きのひとつに気の流れを司る働きがありますが、ストレスや緊張、抑うつ感、憂鬱な気持ち、怒りなどがあると伸び伸び出来ず気の流れが滞ってしまい『肝鬱証』の症状が出てきてしまいます。それが人によっては喉の違和感として出てくるのです。
上手にストレス発散をしたり、体を動かしたり、『まあ、いいか!』と考え方を変えたりすることは気の流れを良くすることに繋がります。
それでも難しいときは漢方薬が手助けします!
人間も植物同様伸び伸び生きていけると出来ると良いのですが、特に春は入学・就職・引っ越しなど環境の変化も大きく、子どもも大人も気の流れが滞りがち。
自然は巡ります。春を快適に過ごすには今からの養生が大切になってくるのです。
肝の弱り、ストレス緩和は漢方が得意とするところです!
お気軽にご相談下さい♪
このほか、『肝』にはさまざまな働きがあり『肝の弱り』に伴う症状もさまざまです。
次回は別の『困った症状』を掲載予定です。
また覗いてみてね♪
しっかり体調を整えて、楽しい春を迎えましょう♪
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