冬の間、自然界の動植物は無駄にエネルギーを使うことなく静かに過ごします。
― 冬は腎をいたわる季節 ―
熊をはじめとした『冬眠する動物』、草木も枯れて葉を落とし『休眠』
正に『エネルギーを無駄遣いしないための自然の摂理』を実行しているのです。
本来、冬は腎精(エネルギー)を無駄遣いせず、静かに過ごす季節。
人間は冬眠できませんが、冬の間はできるだけ激しい運動は避ける方が良いですし、
日が暮れるのも早くなるため夜は早く寝る、朝はゆっくり起きるが理想的。
現実はそうもいきませんが、少し意識をしてみると良いでしょう。
五行色体表で見てみましょう
↓
― 腎のはたらき―
生き物は親からもらった『先天の精(生命力)』と食べものなどを消化 吸収して得る『後天の精』を腎に蓄えて、生命活動を営んでいます。
漢方でいう『腎』とは泌尿器系のはたらき以外にも
① 精を蔵し、成長発達・生殖を主る
② 脾・肺と協調して水液の代謝を行う
③ 呼吸のうち、呼気は肺・吸気は腎が深く関わる
④ 腎は髄を作り出す 髄は骨を作る元であり、髄が集まって脳を作る
⑤ 腎は外生殖器と肛門(二陰)のはたらき(排尿・性交・出産・排便)に関わる
など、とても重要な働きがあります。
以前 NHKスペシャルの「腎臓が寿命を決める」(2017年10月1日放送)で、
番組内でも腎臓が各臓器の 司令塔の役目をしていると説明されていました。
西洋医学の世界でも腎臓が重要視されていると言うことですね!
漢方の世界では、数千年も前から五臓を昔の官職に例えて 腎のことを『作強(さきょう)の官』といい、「人体が強靱で細かな作業をや り抜き通す力が湧いてくるところ」という意味をもたせていました。
― 腎をいたわるには―
『冬は腎をいたわる季節』ということは先に書きましたが、
現代人は一年中変わらない生活の中で、エネルギーを消費し続けなければいけません。
季節にあった養生がしにくい現代だからこそ、
べにばな薬局では『瓊玉膏』をおすすめしています。
腎の力が衰えることを『腎虚』といい、
男性は40歳、女性は35歳から腎の力が衰え始めます。
健康長寿のためには、『腎を補う』必要があるのです。
最後に腎を補う食養生を少し…『黒いものを食べる』
昆布、ひじき、しじみ、海苔、わかめ、きくらげ、栗、黒米、黒ゴマ、黒豆、小豆
エビ、うなぎ、豚肉、鴨肉、羊肉、鹿肉
そして何より、冷やさないこと!
『腎』は腎臓のはたらきだけではなく、生命維持にとても大切なもの。
この冬も、上手に腎を補いながら来る春に備えましょう。
健康で長生きの秘訣はべにばな薬局にご相談ください!
文責
べにばな薬局 薬剤師 国際中医師
渡辺翔子 渡辺喜美江
私たちがお待ちしております!
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土用シリーズⅠ~春の土用~
「なんだか胃のあたりが貼って苦しい。
腸もグルグルいってガスが溜まっている
みたい。
食欲もあまりなくて、軟便気味です。
以前こちらで頂いた漢方薬が良かったので。」
と50代女性のご相談です。
お話を伺うと、「ストレスのようなモノは
何もないし、暴飲暴食もしていない。」
と言われますが、コレ!という明確なモノが
なくてもカラダは正直です。
季節の移ろいを敏感に感じ取っているので
しょう。
日本の四季、春夏秋冬それぞれの季節
の始まりが「立春、立夏、立秋、立冬」
そして、次の季節に入る前の18日間が
「土用」です。
「季節の変わり目」と言われるこの時期は
何かと体調を崩しがちですね。
陰陽五行説では五臓と季節の関わりを
説いています。
(下の図をご覧ください)
「春は肝」 「夏は心」 「秋は肺」 「冬は腎」を労って次の季節に備えます。
あれ?
「脾(消化機能と考える)」と関わる季節は?
そう、ひとつ残った脾を労るのが
次の季節への橋渡しをする「土用(黄色い丸)」の時期です。
↓
春に活発になる臓器は「肝」ですが、
実は「肝」はストレスに弱い臓器です。
木の性質に似ているので、伸び伸びとした状態を好みます。
しかし、実生活ではなかなか伸び伸びできませんね。
肝は「氣」の流れを良くする働きもあるので、
伸び伸びできないと氣の流れが滞って様々な場所に氣が溜まり、苦しくなってきます。
これが「張ったような痛み」や「おならなどのガス」となって現れるのです。
我慢強い肝が弱ってくると、
ななめ下にある「脾」に影響します(点線の矢印で表示)。
これを漢方では肝と脾の調和が取れない「肝脾不和」と表現します。
つまり、今回のご相談はストレスによって肝が弱りそこから胃腸に影響したと考えられるのですね!
夏の土用は有名ですが、
土用はそれぞれの四季にあります。
2025年の春の土用は4月17日から
明けは5月4日とされています。
つまり5月5日が「立夏」夏の始まりです。
実生活の季節感と若干ずれはありますが、
立春以降の2・3・4月は、生活の環境も
変わる方が多いのでドキドキ・ワクワクが
身体の変調となって現れやすいです。
「木の芽時」という言葉がありますが
この時期特有のこころや皮膚の
お悩みも増えてきます。
春から夏に向かう春の土用は、
どのようなことに氣をつけたら
良いのでしょう。
新生活の疲れも出て来る頃。
5月病といわれる時期でもあるので、
上手にストレスを発散しましょう。
おすすめのはセリなどの香りの良い食材や酢の物。
お花見や歓送迎会などで疲れた肝臓を
休めつつ、胃腸を守る消化の良い食べものを
取り入れるようにしましょう。
本格的な夏の前に日本には湿度の高い
梅雨がありますが、脾というところは湿気を嫌います。
水分の摂りすぎに注意をして、ウォーキングなどで心地よい汗をかいて
水分代謝を良くすることもお忘れなく♪
Children Party Image Illustration
肝も脾も労りながら、元氣に次の季節に
進みましょう!
文責
べにばな薬局
薬剤師 国際中医師 子宝カウンセラー
渡辺喜美江
べにばな薬局
TEL 0955-70-1881
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