『病の90%はストレスから』という言葉をよく耳にしますし、『病気とまではいかなくても、何かしらの不調の原因が無意識のうちに心に抱えていたことだった。』と言うことはよくあります。
ストレスとは?
簡単に言うと、『外部からの刺激が自分にとって好ましくないと感じること』で上手に発散できないと心身に影響を及ぼすようになってきます。
今回はストレスによって起こったお悩みのご紹介。
仕事が楽しくて気がついたら42歳
【キャリアウーマンAさん】
43歳で自然妊娠、44歳で自然分娩で出産。
元々健康体であり、妊活中も産後も赤ちゃんとご自分のために必要なものをきちんと取り入れていたので
妊娠中や産後のトラブルもほとんどなく、夜間2~3回起きて授乳するのも苦にならないとおっしゃいます。
ところが!
最近授乳中に身体が痒くて仕方ないとご相談がありました。
・夜間の授乳中に身体が痒い
・痒みが出る場所は一定ではなく、あちこちが痒くなる
・痒みが出たり引っ込んだりする
・蕁麻疹かな?と思って痒みが出たところを見ても、皮膚には何もできていない
・掻いたあとは腫れるが、朝5時頃の授乳時には消えている
・日中の授乳時にはほとんど痒みは出ない
・最近頭痛が出ることもある
掻きながらおっぱいは飲ませにくいし、あまり掻いていると子どもも落ち着かず
途中でおっぱいを飲みやめてしまいます。この痒みは何なのでしょう?
夜間の授乳がストレス!?
愛する我が子におっぱいをあげているときは『至福の時間』と言っても、夜中に何回も起きるのは大変!
無意識のうちに苦痛になっていたかもしれません。
・症状の出方が一定ではない
・症状の出る場所が移動する
・症状が急に出たり引っ込んだりする
・ストレスを感じたり、イヤなことがあると症状が出やすい
・イライラ(精神が過敏なとき)したときに特に症状が出やすい(ひどい)
このようなときは気の流れに左右される『肝気鬱結証』の代表的な症状の出方と考えます。
特に春の時期に多い肝の症状。
『春は肝が病む季節』と聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
春は植物が芽吹くとき。
伸び伸びと根や葉を伸ばし、ぐんぐん成長したい時期。
しかし、ストレスなどで押さえつけられるとどうでしょう?
伸びたくても伸びることができず不調を感じますよね。
身体にも同じことが起こります。
肝は気の流れを司るところですから、
抑うつ状態を感じると、気の流れが滞り様々な不調が出てきてしまうのです。
例えばイライラする、ガス(げっぷ、おなら)が多い、生理周期が不安定、肩やお腹が張りやすい、今回のように痒みとして現れることもあるでしょう。
このようなときはアロマなどリラックス効果のあるものを使うといいですね。
ゆっくりお風呂に入ったり、運動したりもいいでしょう。
好きなことを思い切り楽しめればいいですが、小さなお子さんがいると自分の時間もゆっくりとれません。
そんなときはリラックスできる状態に近づける漢方処方を頼りましょう。
べにばな薬局は、皆さんのストレスによるお悩みに対応した漢方をご提案することを得意とするところです。
これもそうなのかな?と思い当たることがあれば、小さなことでもご相談ください。
このほか、ストレス『肝鬱気滞証』による症状は他のブログもご覧下さい
げっぷの話 « べにばな漢方の話-あなたの漢方の常識それホント?足管理の話もちょっぴりブログ|べにばな薬局 (benibana-kanpou.com)
おならの話 « べにばな漢方の話-あなたの漢方の常識それホント?足管理の話もちょっぴりブログ|べにばな薬局 (benibana-kanpou.com)
ウキウキの春なのに、困った症状があるのです。 « べにばな漢方の話-あなたの漢方の常識それホント?足管理の話もちょっぴりブログ|べにばな薬局 (benibana-kanpou.com)
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渡辺喜美江
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