べにばな薬局のブログ

そのふらつきは・・・?

2017年3月3日 金曜日

今日は桃の節句

 

                                                            

3月3日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

80代の女性が「2ヶ月ほど前からふらつくので病院にいって、

 

お薬をもらい毎日注射に通っているが、一向によくならない」とご相談でした。

 

よくよくお話しを伺うと、ふらつくと言ってもめまいの様なものではなく足元のふらつき。

 

東洋医学でいうところの腰膝酸軟。

 

つまり、

 

足腰に力が入らず、しっかり立てない。

歩くと直ぐ疲れ、膝や腰が痛くなる。

よくつまずく。

歩く時に足がしっかり上がっていない。

 

      などの症状に代表されるものです。

 

これは、腎が衰えることによる老化現象のひとつ。腎虚証ともいいます。

 

その証拠に、杖や手すりなどに摑まって歩くとふらつかないとおっしゃる。

 

そういうことであれば、苓桂朮甘湯やセファド-ルなどのめまいの訴えに

 

よく出されるお薬では効くはずもありませんね。

 

でも、その方「足がふらつく」と訴えていたそうなんですが・・・。

 

そこで、腎を補う漢方薬を差し上げ、足の筋肉をつける簡単な運動をお教えしました。

 

そんなに突然なるものですか?と尋ねられましたが、

 

徐々になっていたけれど、気がつかなかったのでしょうね。

 

バケツの水が少しずつ穴から抜けて、無くなって初めて気がつくみたいに。

 

人ごとではありません。私もしっかり補って、筋肉も鍛えておかなくっちゃ。

 

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