10月14日は大阪で子宝カウンセラーの会の研修会でした。
今回の特別講師は「卵子老化の真実」の著者 河合蘭さん。
生殖医療、周産期、新生児の医療専門家や一般の母親へのインタビュー、
更にはインターネットによるアンケートなどを元に、現在の出産についてあらゆる視点
からのお話でした。
2011年には初産平均年齢が30代を超え、以前は30歳だったのが今は35歳と
高年初産婦の定義まで変わってきたこと。
さらに、「40代でなければ、高齢出産だと思わない。」というのが社会の認識のようです。
しかし、社会の認識が変わったと言っても、人間の体が変わるわけではなく妊娠力のピークは
今も昔も20代中頃。
男性不妊は検査しないとわからないし、男性も年齢が上がれば上がるほど妊娠に要する期間
が長くなっていることを知っていてほしい。
女性だけが責められる時代が変わるといいね。と河合さんはおっしゃいます。
世間には「高齢出産」バッシングが存在するけれど、高齢出産は本当に社会問題で、不自然
なお産なのだろうか?と疑問を投げかけています。
『出産は若い時にできれば、それに越したことはありません。
でも、どの年齢のどんな出産にも、その家族にしかわからない良さがあり、
産み甲斐、生まれ甲斐というものがあります。 (略)
生命には必ず終りがあり、子どももいつまでも産めるわけではありません。
でも、限りあるものだとわかって、そこで、初めて輝きだす価値もあります。』
と著書のあとがきに書いてあります。
ここでは簡単にしか書けませんが、少しわかりやすくまとめるつもりです。