「子宝通信No24」です。
今回は、『河合蘭さんの講演会「卵子の老化と高齢出産」より』と題して講演の報告です。
女性は何歳まで妊娠できるのか?
2011年には、ついに初産平均年齢が30代を超えました。
そして、このことが高年初産婦の定義まで変えてしまいました。
以前は30歳だったのが今は35歳ということです。
さらに、「40代でなければ、高齢出産だと思わない。」というのが
今の社会認識のようです。
しかし、社会の認識が変わったと言っても、人間の体が変わるわけではなく、
妊娠力のピークは今も昔も20代中頃。
閉経の10年前が最期の妊娠の目安といわれていますが、
それは生理周期を巡らせるホルモンの分泌が続いても、
それを受け止める卵巣が反応しなくなってくるからです。
また、体外受精の成功率も年齢と共に下がってきます。
数字的には40代後半でも妊娠可能ですが、
妊娠から出産が可能かどうかはかなり個人差があります。
つまり、妊娠時には循環器系に大きな負担がかかるので、
育児も含めて耐えうる身体であるかどうかが問われます。
年齢が高くても低くても、元気な体作りは重要です。
妊娠しやすい体作りは元気な体作り。 ご相談ください。
つづく