べにばな薬局のブログ

子宝と五臓 その2

2014年6月19日 木曜日

今回は、「脾」についてのお話です。

「脾」は食べたものを消化吸収し気・血・津液として全身に送ります。

特に「腎」には後天の精として蓄えられ、腎の働きを支えています。

また、「脾」には血が経脈を流れるときに、脈外に漏れ出すのを防ぐ働きがあり、その働きが失調すると、子宮出血や不正出血などの症状が出やすくなります。

「脾」の弱りがあると、栄養分の吸収が低下して気・血・津液が不足します。

その結果、気・血が卵巣や子宮に栄養やエネルギーを運ぶ衝任脈に流れず、不妊の原因となっていきます。

極端なダイエットで生理が乱れるのも、このためです。

また、津液の流れが滞ると痰湿になり衝任脈の流れを塞ぎます。

辛味、油っぽいもの、甘いものの食べ過ぎは、痰湿に熱がこもり子宮や衝任脈の機能が低下して不妊の原因になります。

極端な肥満も不妊の原因になります。

丈夫な五臓六腑、旬のものを取り入れた栄養バランスの良い食べ方は「妊活」だけではなく、すべての女性の健康と美のためにも必要なことなのです。

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