冷え性で足がとっても冷たい!
ソックス履いて、湯たんぽ入れて寝るのです。
でも、朝になると湯たんぽは布団の外、
ソックスもいつの間にか脱いでいる。
だから、なかなか冷えが取れないのかな?
実は、冷えには様々なタイプがあるのです。
漢方はそれぞれのタイプに合わせて対応ができます。
漢方で言うところの五臓、 肝・心・脾・肺・腎それぞれに「冷え」によって起こる症状がありますが、「冷え性」というと一般的に手足や腰が冷えるイメージを持っている方が多いので、ここでは手足や腰の冷えのタイプについて書いてみます。
あなたはどのタイプ?
【Aさんの場合】
とても寒がりで手足も冷たい。
冬はソックスを何枚も重ねて履き、湯たんぽがないと寝られません。
朝が苦手で元気が出ません。
お腹や腰も冷えるので、日中はカイロが手放せません。
冷たい物を食べ過ぎるとお腹が緩みます。
夏でも冷房が苦手で、生理痛の時は丸くなってお腹を擦りカイロを当てていると楽です。
~自分を温める力がないために起こる冷えです。
氣(元気の氣、エネルギー)を作る脾(消化吸収するところ)が冷えているのです。
簡単にいうと、お腹が冷えて食べ物から元氣を作れず、温かい血液を全身に巡らすことができないのです。
気が不足しているので疲れやすく風邪を引きやすいなど虚弱な方によく見られる冷えですね。胃腸を温め丈夫にして氣を補う漢方薬がお勧めです。
【Bさんの場合】
手足に冷えがあります。お腹が冷えている自覚はないけれど、触ると冷たいです。
冷えたものを食べると胃が痞えた感じがして食欲もなくなり、時々胃が痛むこともあります。
胃が痛くても手で擦ることはほとんどありません。
寒い時期はこういう状態が多いように感じますが、温かいものを飲食したりお腹を温めると改善します。
Bさん自身は丈夫な方だと思っています。
~Bさんはもともと自分を方が温める力はあるのですが、入ってきた冷え(寒邪)を追い出すことができなくて冷えが溜まっている状態です。
Bさんには入ってきた過剰な冷えを追い出す漢方薬が必要です。
同じように手足の冷えがあって、お腹も冷えているAさんとBさんですが、使う漢方薬は全く違います。
【Cさんの場合】
足腰が特に冷えます。
おしっこの回数も多く夜中も何回か起きます。
疲れると足腰が重く、つい手で擦っています。
腰のカイロが手放せません。
生理痛は主に腰が痛くなり、寒いところでは痛みがつらいですが温めると楽になります。
~腎を温める力が不足している冷えです。こういう方はおしっこの色も薄く回数も多いです。足や顔が浮腫みやすいです。
腎を温める力を補う漢方薬がお勧めです。
【Dさんの場合】
手足や腰以下が特に冷えます。ひどい時は氷のように冷たいと言われます。
足がむくみ、冷えが強いと顔まで浮腫みます。
湿度の高い川の近くに引っ越してから特に症状がつらいです。
冷えると腰が重く感じ痛くなって、つい拳でトントンと叩いています。
温泉に入って汗をかくと楽になります。
~水分代謝が悪く湿気が溜まっているところに、さらに冷えも入ってきて追い出せない状態です。過剰な湿と冷えを追い出す漢方薬の適応となります。
【Eさんの場合】
自称「暑がりの寒がり」で寒い時期は手足が冷たい。
温泉は好きだけどすぐ温まるから長湯は苦手。
寝ときに入れていた湯たんぽは、朝になると布団の外に蹴飛ばしている。
~Eさんは、もともと自分を温める力があるのですが、過剰な氣が滞って血液の流れを妨げているので、末梢まで温かい血液を巡らせることができなくて冷えているのです。
こんな方には、お腹を温める漢方薬を飲んでもらっても効果はなく、気の流れを良くしてあげることがポイントです。
同じような手足や腰の冷えですが、温める力が不足して冷えるのか、入って来た冷えを追い出せなくて冷えるのか、あなたの手足の冷えはどちらでしょう?
手足の冷えだけでなく冷えると悪化して、温めると楽になる症状は他にも沢山あります。
この時期だけにかかわらず、あなたの冷えのお悩みを見直してみませんか?
薬剤師・国際中医師・子宝カウンセラー 渡辺喜美江
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