べにばな薬局のブログ

子宝と五臓 その3

2014年7月11日 金曜日

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東本願寺渉成園の蓮

 

 

 

「肝」と「不妊」には、どういう関係があるのでしょうか。

 

「肝」には気、血、津液の流れをスムーズにする働きがあります。

 

血液を貯蔵し、血液量を調節する働きがあり、また情緒の調節をして気持ちを安定させます。

 

「肝」はストレスの影響を受けやすい臓器です。

 

ストレスを受け情緒が不安定になると、「肝」の「流れをスムーズにする作用」が低下し、

 

気が滞ったり(肝鬱気滞証)、血が滞ったり(気滞血瘀証)して月経異常になりがちです。

 

生理周期が不安定、生理前に訳もなくイライラしたり、乳房が張って痛い、基礎体温表の

 

ギザギザが大きいなどありませんか?

 

卵巣や子宮への血液やホルモンの流れがスムーズにいかないと、卵子の成長・排卵や

 

子宮内膜の成長にも影響します。

 

 

不妊で悩んでいる方は、それだけで大きなストレスを抱えています。

 

周りの方は温かく見守ってあげて欲しいと思います。

 

そして、どうぞ辛い気持ちをひとりで抱え込まないで下さいね。

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